ICINGA2 + Check WMI Plus でWindowsホストの監視(1)

Check WMI Plus プラグインを使用して、Windowsホストの監視をします
参考にしたのは主に下記のサイトです。

  1. How to Install Icinga 2 and Icinga Web 2 on CentOS 7
  2. Install Icinga2, Icinga Web 2 and Icinga Director under EL7
  3. Check WMI Plus - edcint.co.nz
  4. Icinga2 and Windows monitoring (WMI)

いまのところ、情報がひとつのサイトにまとまっていないので苦労しますが、順番に見ていきます。

  1. Icinga, Icinga Web 2のセットアップ

     1.のサイトを参考に、Apatch, MariaDB, PHP, Icinga2をセットアップしていきます。

     途中、PHPのインストールで注意が必要です。
     CentOS7系の場合、デフォルトで古いPHP5.4がインストールされますが、Icingaweb2はPHP5.6を要求します。
    また、サイトの情報だと不足している、php-fpmも必要です。

    ここまで正常に進められれば、Icinga Webが利用できるようになりますので、サイトに従いWebからセットアップを行います。

    The directory /etc/icingaweb2 is not writable. というエラーが出ます。これは、SELinux status を permissive モードに変更することで回避します。


  2. Icinga Directorのセットアップ

     Icinga Directorモジュールをインストールすることで、GUIから各種設定ができるようになります。
     2.のサイトの後半 Icinga Director セクションからの手順を進めます。一通りインストールができたら、Kickstart Wizard を実行します。

  3. Check WMI Plusのセットアップ

     4.のサイトを参考に、Check WMI Plusプラグインをインストールします。Check WMI Plusはperlで書かれていますが、perlのモジュールが不足している場合があります。必要に応じ、モジュールをインストールします。

    yum install perl-Number-Format -y
    yum install perl-Config-IniFiles -y
    yum install perl-DateTime -y

     Step 4. Configuration for Icinga2 以降は、Check WMI Plusプラグインを使用するためのIcingaの設定になります。設定をIcinga Directorを使用して行う場合は、この手順はスキップして構いませんが、Icingaの設定の概念を理解しておかないとIcinga Directorの設定も難しいので、一度ここで試しておくのが良いかもしれません。

    ※ /etc/icinga2/conf.d/commands.conf の部分はソースが間違っていますので注意して下さい。

(2)で、実際にIcinga DirectorでCheck WMI Plusを使用するための設定方法を解説します。