Exchange TransportのQueueをモニタする
Exchange TransportのQueueをモニタして、しきい値を超えたらアラートのメールを出すようにします
- コマンドラインでメールを送信する準備をしておきます。
ここで注意。Exchange Transportをモニタしているわけなので、アラートメールが送られるということはこのExchange Transportからはメールが送信できない状態ということ。ここでは、gmailなど外部のメールサービスを使用して送信するようにしないといけません。
- メールを送信するバッチファイル smail.batを作っておきます
smail.exe -h[SMTPサーバ] -f[Fromアドレス] -s"[SysAlert] Exchange Queue Alert" [宛先アドレス] -T%1
- Exchange Transportが動いているサーバで、パフォーマンスモニタを開きます
- パフォーマンス ログと警告 - 警告を開き、新しい警告の設定を選択します
- カウンタに、下記のカウンタを追加します
\\サーバ名\MSExchangeTransport Queues(_total)\Message Queued For Delivery
- 「次の値になったら警告する」: 超過、制限値にアラートを設定したいしきい値を入力(100など)、追加ボタン
- データのサンプル間隔: 10分程度にしておきます
- 実行するアカウントを指定します
- 操作タブで、「次のプログラムを実行する」に先に作成したバッチファイルを指定します。コマンドラインの引数ボタンをクリックして、メールの本文に入る内容を調整します
- スケジュールタブで、希望するスケジュールを設定します
- OKをクリックすると、実行するアカウントのパスワードを聞かれますので、入力します
- 警告が新しく作成できたら、「開始」をクリックしてモニタを開始します
【2011/10/13 追記】
- ただしこの状態だと、サーバを再起動した際に自動ではモニタが開始してくれません。そこで、logman.exeを使用して、サーバ起動時に自動で開始するように設定します。
参考: パフォーマンス・カウンタのデータ収集をlogmanコマンドで制御する
タスクマネージャを開き、新しいタスクを追加します
- 実行するファイル名は下記の通り
C:\WINDOWS\system32\logman.exe start "あらかじめ作った警告ジョブ名"
- 実行するスケジュールは「システム起動時」を選択して完了