JailbreakによるSIMロック解除覚え書き(2012/04)

  • iOS復元
    • カスタムipswは、通常の方法では復元できない。方法は下記の通り
      1. redsn0wなどで、pwned DFUモードに入る
      2. iTunesを起動し、Shiftキーを押しながら復元ボタンをクリック。ファイル選択ダイアログで、復元したいipswを選択
    • ただし上記の方法は、Appleが旧バージョンiOSのSHSH発行をやめてしまうため、最新のiOSのみ可能。ベースバンドを維持しながら古いバージョンのiOSを復元する場合は、iOSのダウングレードと同様、あらかじめSHSHを保存しておく必要がある。
    • 方法は下記の通り
      1. ベースバンドのアップデートを除いたカスタムipswを作る
      2. 更に、保存しておいたSHSHをカスタムipswに組み込んだ、新たなカスタムipswを作る
        • 参考: iOS5.1→iOS5.0.1ダウングレードしてみた
        • 理屈上はSHSHさえあればtinyumbrellaのTSS serverを使用して復元が可能だと思われるが、復元途中で必ずエラーが出て失敗し、うまく行ったことはない。
      3. 出来上がった、ベースバンドアップデートを除き、SHSHを組み込んだipswを、先の方法で復元

  • tinyumbrellaのhostsファイル書き換え動作
    • tinyumbrellaは、自動的に(=勝手に)hostsを書き換えるので注意が必要。トラブルを避けるためにも、使用する際はhostsが書き換えられるタイミングを把握しておく必要がある。
    • 正常にクローズできなかったりした際は、作業が終わったら必ず直接hostsファイルを確認すること。
    • 書き換えられる動作
      1. TSS server を起動・停止するとき
        • TSS serverが起動する(ボタンをクリックする)のと同時に、下記のエントリが追加、またはコメントが外れ有効になる

          127.0.0.1 gs.apple.com

        • 要するにTSS Serverがローカルホストに向けられる。
        • 再度ボタンをクリックし、TSS Serverを止めると、同時に上記レコードもコメントアウトされる。
      2. tinyumbrellaを終了するとき
        • Set Hosts to Cydia on Exit (If you need a clean restore form Apple uncheck this box) のチェックが入っていると、下記のエントリが有効になる

          xx.xx.xx.xx gs.apple.com

        • これによりTSS ServerがApple非公式のCydiaサーバに向けられる。
        • チェックが入っていない場合、上記レコードはコメントアウトされる