原動N50GT 公式ファーム 4.0.3でroot化成功
苦労しました。
出回っている数が多いにもかかわらず、なかなかrootができず皆さん苦労されているようです。私の場合も、参考にさせていただいた下記の手順でも、どれも失敗しました。
参考: 忘備録ブログ360 - 原道N50のandroid4.0のroot化
参考: これでどうでしょう? - N50 DT 4.0.3 root化 やっと成功しました
メモを兼ねて、root化手順をまとめておきます。
前提環境
- 公式の最新ファーム N50-4.03-20120606-ALL.img
- ロットにもよるようですが、ヤフオクで手に入れた私のN50GTは、これ以外のファームだとすべてタッチパネルが動作しませんでした。怪しさ満点です
- PC: Windows 7 x32 を使用しました
使用するもの
- SuperOneClick 2.3.1 無印
- 実際使用するのは、このなかのADB関係ファイルだけ
- Unlockroot v2.4.2(現時点で最新版)
root化手順
- まず、デバイスを認識させることからはじめます。
- あらかじめ、N50でUSBデバッグを有効にしておきます
- N50を接続すると、適当なドライバが認識されデバイスが追加されますので、プロパティ - 詳細 - ハードウェアIDを確認しておきます
- Unlockroot\driver\android_winusb.inf に、自分のデバイスに応じて行を追加します。私の場合は下記のようになりました。
;Google N50
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_2207&PID_0006&Rev_0222
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_2207&PID_0006 - 正しく追加できたか確かめるため、ドライバの更新で、上記のandroid_winusb.infを指定します。Android ADB Interface と認識されれば、この段階はクリアです。
- あらかじめ、N50でUSBデバッグを有効にしておきます
- 次は、ADBによる接続です。実はここが一番苦労しました。
- コマンドプロンプトを起動し、パスをSuperOneClick 2.3.1\ADB に移動します
- 下記のコマンドを実行します
adb devices
正しく認識されていれば、下記のような返事が返りますC:\SuperOneClick 2.3.1\ADB>adb devices
List of devices attached の下に何もなければ、デバイスが正しく認識されていません。この状態ではだめです
List of devices attached
0123456789ABCDEF device
私の場合、ここで試行錯誤の結果、SuperOneClick 2.3.1(無印)に付属のADBだけがデバイスを認識してくれました。SuperOneClickv2.3.1-ShortFuse や、2.3.3も試しましたがすべてだめ、なんとUnlockrootのADBもだめでした。これが、Unlockrootとは別にSuperOneClick 2.3.1(無印)を用意する理由です
- コマンドプロンプトを起動し、パスをSuperOneClick 2.3.1\ADB に移動します
- ではいよいよroot化です
- 上記で説明したように、Unlockrootそのままの状態では、ADBがN50GTに接続できません。このため、UnlockrootのADBをSuperOneClick 2.3.1(無印)のものに入れ替えます。具体的には、SuperOneClick 2.3.1\ADB から、下記の3つのファイルをUnlockroot\toolsに上書きコピーします(オリジナルは念のためべつにとっておいたほうがいいでしょう)
adb.exe
AdbWinApi.dll
AdbWinUsbApi.dll - Unlockrootを起動します
- Root権限を取得する ボタンをクリックします。
もしかすると、1回目はデバイスを認識できず、「ドライバをインストールしてみる?」と表示されるかもしれません。指示のとおりにインストールしてみてください。手順1.3で正しくハードウェアIDを追加していれば、正常に完了すると思います。
- 上記で説明したように、Unlockrootそのままの状態では、ADBがN50GTに接続できません。このため、UnlockrootのADBをSuperOneClick 2.3.1(無印)のものに入れ替えます。具体的には、SuperOneClick 2.3.1\ADB から、下記の3つのファイルをUnlockroot\toolsに上書きコピーします(オリジナルは念のためべつにとっておいたほうがいいでしょう)