RedhatにPacketIXサーバをインストールする

1. インストール

参考: オンラインマニュアル - Linux へのインストールと初期設定
  1. gccが必要なので、予めインストールしておきます
  2. パッケージを入手します http://uploader.softether.co.jp/vpn3/
  3. makeを実行
  4. パッケージを解凍した/vpnserver をまるごと/usr/localに移動します

    cd ..
    mv vpnserver /usr/local
    cd /usr/local/vpnserver


  5. vpncmdで動作チェック

    ./vpncmd

    これが、今後も使用するPacketIXサーバの管理ツールです。
    3. VPN Tools コマンドの使用 (証明書作成や通信速度測定)を選択して、checkコマンドを実行します

    # ./vpncmd
    vpncmd コマンド - PacketiX VPN コマンドライン管理ユーティリティ
    PacketiX VPN コマンドライン管理ユーティリティ (vpncmd コマンド)
    Version 3.02 Build 7392 (Japanese)
    Compiled 2011/02/28 19:08:12 by yagi at pc25
    Copyright (C) 2004-2011 SoftEther Corporation. All Rights Reserved.

    vpncmd プログラムを使って以下のことができます。

    1. VPN Server または VPN Bridge の管理
    2. VPN Client の管理
    3. VPN Tools コマンドの使用 (証明書作成や通信速度測定)

    1 - 3 を選択: 3

    VPN Tools を起動しました。HELP と入力すると、使用できるコマンド一覧が表示できます。

    VPN Tools>check
    Check コマンド - PacketiX VPN の動作が可能かどうかチェックする

                                                                                                      • -

    PacketiX VPN 動作環境チェックツール

    Copyright (C) 2004-2011 SoftEther Corporation.
    All Rights Reserved.

    この動作環境チェックツールを実行したシステムがテストに合格した場合は、PacketiX VPN ソフトウェアが動作する可能性が高いです。チェックにはしばらく時間がかかる場合があります。そのままお待ちください...

    'カーネル系' のチェック中...
    [合格] ○
    'メモリ操作系' のチェック中...
    [合格] ○
    'ANSI / Unicode 文字列処理系' のチェック中...
    [合格] ○
    'ファイルシステム' のチェック中...
    [合格] ○
    'スレッド処理システム' のチェック中...
    [合格] ○
    'ネットワークシステム' のチェック中...
    [合格] ○

    すべてのチェックに合格しました。このシステム上で PacketiX VPN Server / Bridge が正しく動作する可能性が高いと思われます。

    コマンドは正常に終了しました。

    VPN Tools>


  6. /etc/init.d/vpnserverというテキストファイルを作成します。中身は以下

    #!/bin/sh
    # chkconfig: 2345 99 01
    # description: PacketiX VPN Server 3.0
    DAEMON=/usr/local/vpnserver/vpnserver
    LOCK=/var/lock/subsys/vpnserver
    test -x $DAEMON || exit 0
    case "$1" in
    start)
    $DAEMON start
    touch $LOCK
    ;;
    stop)
    $DAEMON stop
    rm $LOCK
    ;;
    restart)
    $DAEMON stop
    sleep 3
    $DAEMON start
    ;;
    コメ)
    echo "Usage: $0 {start|stop|restart}"
    exit 1
    esac
    exit 0

  7. スクリプトに実行権限を設定します

    chmod 755 /etc/init.d/vpnserver


  8. サービスに登録し、自動で起動するようにします

    chkconfig --add vpnserver


2. 初期設定

参考: オンラインマニュアル - 初期設定
  1. 仮想HUBを作成します。仮想HUBの名前、パスワードを設定します。

    VPN Server>HubCreate
    HubCreate コマンド - 新しい仮想 HUB の作成
    作成する仮想 HUB の名前: xxxxx

    パスワードを入力してください。キャンセルするには Ctrl+D キーを押してください。

    パスワード: ********
    確認入力 : ********

    コマンドは正常に終了しました。


  2. 作成した仮想HUBと物理NICを接続するブリッジを作成します。ここで、先に作成した仮想HUBの名前を指定します。

    VPN Server>BridgeCreate
    BridgeCreate コマンド - ローカルブリッジ接続の作成
    ブリッジする仮想 HUB 名: xxxxx

    ブリッジ先のデバイス名: eth0

    物理的な LAN カードに対してブリッジを行う場合、新しいブリッジ接続を作成した直後の状態では、一部の LAN カードでは仮想ネットワーク内のコンピュータからブリッジ接続に使用している LAN カード自身に対する TCP/IP 通信が正しく行えない場合があります。
    (特に、IntelBroadcom 製 LAN カードなどでこの現象が発生する場合があります。)

    その場合は、一度 VPN Server / Bridge が動作しているコンピュータを再起動してください。コンピュータの再起動後に正しく通信することができるようになります。

    また、大半の無線 LAN アダプタはプロミスキャスモードでのパケットの送受信に対応していない場合が多いため、ローカルブリッジに使用できない場合があります。このような場合は、無線 LAN アダプタではなく通常の LAN カードの使用を検討してください。

    コマンドは正常に終了しました。

    ここで1つ問題があります。PacketIXのクライアントはブリッジしているNICに接続できません(不具合ではなく仕様)。このため、PaketIXサーバにはブリッジ専用にNICを追加するのを推奨しています。

    どっちにしろPaketIXのクライアントからこのサーバに接続する必要は無いので(いざとなれば、一旦他のホストに接続してそこからアクセスすればよい)、面倒なので今回は無視することにします。


上記で接続する準備が整いました。あとは、仮想HUBにログインしてユーザを作成すれば、接続できるはずです。その前に、ライセンスキーを設定するのを忘れずに。