XenServerにRedHatの仮想マシンを構築

  1. まずは普通に仮想マシンのセットアップ。ただし、テキストベースのセットアップ画面は日本語が確実に化けるので、Languageはすべて英語を選ぶ。
  2. 起動したらネットワークを確認。今回は、そのままだとNICが立ち上がっていなかったので、下記のファイルを変更
    /etc/sysconfig/networking/devices/ifcfg-eth0
    とりあえずdhcpにしたいので、下記のように修正しリブート
    ONBOOT=yes
    BOOTPROTO=dhcp
  3. そのままではXwindowは起動してくれないので、下記の手順が必要。この手順で、VNCでログイン画面を表示しログインすることが出来ます
    1. 前提: xinetd, vncserver が入っていること
    2. 新たに、/etc/xinetd.d/vncserver 作成します。内容は下記の通り
      service vncserver 
      {
      disable = no
      protocol = tcp
      socket_type = stream
      wait = no
      user = nobody
      server = /usr/bin/Xvnc
      server_args = -inetd -query localhost -once -geometry 1024x768 -depth 16 -securitytypes=none
      }
    3. /etc/services に下記の行を追加
      vncserver 5901/tcp
    4. /etc/gdm/custom.conf 下記の設定を追加
      [daemon] 
      RemoteGreeter=/usr/libexec/gdmgreeter
      KillInitClients=false

      [security]
      DisallowTCP=false
      AllowRemoteRoot=true

      [xdmcp]
      Enable=true

      [greeter]
      TitleBar=true
      IncludeAll=false
      ConfigAvailable=true

    5. サービスの起動設定
      chkconfig vncserver off 
      chkconfig xinetd on
    6. /etc/inittab を修正して起動時のランレベルを5に変更しサーバを再起動
      id:5:initdefault:
    [参考] RHEL5 で VNC 接続を設定する手順

  4. この後、Xrdpをインストールすることで、リモートデスクトップで接続できるようになります ー> Xrdpをインストール

下記の方法で一応はVNCで接続できるようになりますが、単にXwindowの接続先として起動するだけなので、gnome上からログオフするとvncセッションだけが残りなにも出来なくなるなど、あまり使えるものではありません。

  1. まずVNCを立ち上げたいので、下記のファイルを修正
    /etc/sysconfig/vncservers
    コメントを利用して下記の行を作成し
    VNCSERVERS="1:root"
    VNCSERVERARGS[2]="-geometry 800x600 -nolisten tcp"
    パスワードを設定
    vncpasswd
    Password: xxxxxxxx
    Verify: xxxxxxxx
    vncserverを起動
    /etc/rc.d/init.d/vncserver start
  2. ここでvncで接続できることを確認
  3. 更に、このままではgnomeは起動しないので、下記のコンフィグを修正
    ./vnc/xstartup
    twmコメントアウトし、gnomeを起動する行を追加
    # twm &
    exec gnome-session &
[参考] システム奮闘記:その88 xenserverの導入とインストール